【判った気になれる一般相対性理論その1】アインシュタイン理論の完成

【判った気になれる一般相対性理論その1】アインシュタイン理論の完成

一般相対性理論とは

特殊相対性理論の発表から10年後の1915年、アインシュタインは一般相対性理論(General Relativity)を世に出した。

※特殊相対性理論についてはこちらから

特殊相対性理論が「等速直線運動」というやや特殊な状況を前提とした理論であるのに対して、一般相対性理論は加速度運動(加速、減速、方向転換)という、日常にみられる、ごく一般的な状況にも当てはめることができる理論である。

貴方の身の回りを見回してみればお判りのように、特殊相対性理論が前提とする「等速直線運動」、同じ速度を保ちつつ真っ直ぐ動くという運動はほとんど目にすることはない。

例えじっとしているように見える就寝中でも寝返りは何度も打つし、あるいは真っ直ぐに見える高速道路を走行する場面においても、路面はかすかに傾斜したりしているだろうし、車線変更もしなければならないのでこれらはいずれも加速度運動ということになってしまう。

けだし、我々の日常において、殆どの運動は「加速度運動」なのである。

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理論の概要

一般相対性理論を簡単にまとめると以下のようになる。

1. 物質が存在するとその周囲の時空が変形し、それが重力を生みだす。物質は時間を遅らせる。

2. 物質と時空は相互に影響を及ぼしあう。

3. 重力と加速度運動は同じであり、これも時間を遅らせる。

4. 重力は光のエネルギーを奪う。

何のこっちゃわからんと思うので、次項から順番にあつかっていく。

アインシュタインの一般相対性理論は、重力波、ブラックホール、そして膨張する宇宙を予言した。

そしてその予言の正しさは、読者諸兄ご存知の通りだ。

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