マルタ島に眠る地中海の「守護神」

マルタ島に眠る地中海の「守護神」

今からちょうど100年前

第一次世界大戦中の1917年。ドイツ海軍による通商破壊活動が活発したことから、イギリスの同盟国であった日本は、合計18隻の巡洋艦と駆逐艦で構成される艦隊を地中海はマルタ島近海に派遣した。

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規模こそ大きくはなかったが練度が高い日本艦隊は連合国側の兵員輸送船の護衛に当たり、合計70万人の兵員輸送を成功させた。

またドイツの潜水艦Uボートが発射した魚雷に身を呈して輸送船を守るなどの犠牲を払いながら、またあるときは敵艦船と直接砲火を交えながら、撃沈された連合国側の船から乗員を救出した。

日本艦隊が助けた兵員の数は実に7,000人以上に上る。

日本艦隊の目覚ましい働きは戦争の行方に大きな影響を与え、イギリス、イタリア、マルタの国の人々からは「英雄」「守護神」などと讃えられ、最大級の賛辞を受けた。

連合国側の輸送船の多くは日本艦隊の護衛を望み、中には彼らの護衛がなければ出港しないなどと駄々をこねる船長もいたらしい。

この戦役の結果、日本側は駆逐艦一隻が大破するなどの損害を被り、80名近くが戦死してしまった。

彼ら地中海の「英雄」の墓はマルタ島にある。

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