『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』予告編第一弾で気になるポイントをチェック

『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』予告編第一弾で気になるポイントをチェック

※この記事は2019年7月に全米公開(日本公開は未定)が予定されている『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』の展開予想をしています。

ついに予告編第一弾が投下された『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』

本稿では公開された映像を見て、筆者がああだこうだ展開予想しながらオタク知識をひけらかしたりするだけの記事です。お暇な方のみお付き合い下さい。また昨今何かと世間がかびすましいので事前にお断りをしておくと、経験上筆者のこういった事前予想が当たったことは一度もありませんが(涙)、まかり間違って予想が的中、結果的に映画のネタバレとなってしまう可能性がゼロとはいえないので、気になる方はご注意ください。

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祝・ピーターの誕生日

今回の予告編では、アメコミファンとして見過ごせない公式設定が明らかになりました。

予告編映像の冒頭35秒くらい、ピーター・パーカーがパスポートの発給所にいる場面で彼のパスポートが一瞬映ります。「なんでそんな表情?」というピーターの顔写真に気をとられがちですが、見過ごせないのは誕生日の項目。しっかり「10-AUG」と記載されているんですね。

僕の記憶が確かであれば、世界でも1、2を争う有名なヒーロー、スパイダーマンことピーターの誕生日は今まで設定されていなかったはずです。

「8月10日」今回明らかになったピーター・パーカーの誕生日は、スパイダーマンが初登場した1961年に発売のコミックス『Amazing Fantasy #15』の発売日でした。ファンの間ではピーターの誕生日は、仮にこの日ということになっていましたが、公式側がそれを追認する形となりました。

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元アベンジャーズ・タワー再建中

予告編の32秒くらいの箇所。スパイダーマンが楽しげに街をスイングしながら、自撮りみたいなことをしてる場面。

背景に建設中の巨大なビルが映りますが、この場所には以前トニーが建設したアベンジャーズ・タワーがありました。ご承知の通り、アベンジャーズ本部はタワーから移転、前作『ホームカミング』の中でトニーがこのビルを売却したことをハッピーが言及しています。

ビルの購入者は誰か。ニューヨークの一等地に、新たに姿を現すこのビルは何か。マーベル製作陣がなんの考えもなしにこんなシーンを映りこませるはずもなく、本国アメリカのコミックファンの間では、「あれはノーマン・オズボーンのオズボーンコープだ。」とか「いや、ファンタスティック4のバクスタービルに決まってる。」とか早くも議論が白熱しています。

いずれにせよ、今作以降に展開されるマーベル映画のイースター・エッグになること間違いなしです。

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初デートはオペラ?

どういうシチュエーションかは判りませんが、セミフォーマルに装ったピーターとMJ(ゼンディヤ)がいい雰囲気になっている場所は、チェコのプラハにあるオペラ座「国民劇場」です。ヨーロッパでオペラ座というとウィーンが一番有名かもしれませんが、あそこは学生旅行で行くにはチケットが高額すぎます。その点、プラハの劇場ではリーズナブルな席も用意されているので、学生が行くことにリアリティが生まれます。単に撮影許可が下りただけのことかもしれませんが、製作陣がそこまで考慮していたとしたら、凄いというしかありませんね。

それにしてもピーター達は、確認できるだけでイタリアのベネチア、チェコのプラハ、イギリスのロンドンを旅しているようです。学生のくせにうらやましいですね。

スパイダーマンノワール

MCUでの登場作品と併せてこのトム・ホランド版スパイダーマンは、コミックで既出の様々なスパイダーマンのコスチュームで登場することがお約束となりつつあります。『ファー・フロム・ホーム』でもそのお約束は健在で、予告編に一瞬映る黒づくめのスパイダーマンは、ファンの間で「スパイダーマンノワール」としてお馴染み、1933年を舞台にしたパラレルワールドのスパイダーマンの装いです。

フィギュアコレクターとしては、ホットトイズがこのバージョンのフィギュアを発売してくれるかどうかも要注目ポイントですね。

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僕はだまされない

※展開予想してます!

今作について、予告編より前に明かされていた事前情報(主に出演者たちによる)によると、登場予定のヴィランは、ミステリオとエレメンタルズ。ただし、ジェイク・ギレンホール演じるミステリオは、スパイダーマンの味方として活躍するとのことでした。予告編でも、さも民衆の味方のようにふるまい、その雄姿を見せつけています。

アメコミファンの端くれとしては、このミステリオの善玉情報。「はい、そうですか。」と飲み込むわけにはいきません。

まず何より、ミステリオといえば、グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、ヴェノムらと並んで、スパイダーマンの代表的なヴィランの一人です。代々に渡りシニスター・シックスという「スパイダーマン死ね死ね団」に所属し、何度もピーターに煮え湯を飲ませてきました。アイツが更生なんかするわけないのです。MCUの『ドクター・ストレンジ』でも、公開前にモルドがそんなこと(ストレンジの仲間だと)言われてましたが、やっぱり裏切りましたよね。

それにですね、ヴィランだと言われているエレメンタルズ。お恥ずかしいことにアメコミファンを自認しておきながらよく知らないキャラクターだったんですが、なんでも水を操るハイドロン、炎を操るヘルファイア、岩と地面のマグナム、風を操るゼファーという、超次元の存在だそうで。こんなもん実写化したらサノスのとこのブラック・オーダーよりよっぽど脅威じゃないですか。いくらマーベル映画とはいえ、フィクションラインの設定がおかしいことになりませんかね。

忘れてはいけないのは、ミステリオ、ヴィランとしての能力(初期)は、映画撮影(職業スタントマン)で培った「特殊効果」を操るというものです。何をどうやってあんなイクレディブルファミリーみたいなことになっているか判りませんが、全てミステリオの幻術に決まっているのです。僕はミステリオを絶対信用しません。

いかがでしたでしょうか。相変わらず情報量の少ない予告編、話題もこのくらいが限界でございます。戯言はこのくらいにして、大人しく続報を待ちたいと思います。お付き合い頂きありがとうございました。

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