【我が偏愛のアメコミヒーロー】マーベル・スタジオよ、ウォーマシンをもっと出してくれ

【我が偏愛のアメコミヒーロー】マーベル・スタジオよ、ウォーマシンをもっと出してくれ

※MCU作品のネタバレを含みます。

ウォーマシン不足していませんか?

特に理由はないのですが、朝起きたら急にウォーマシンについて話したくなったので本稿をしたためています。

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あえて説明する必要があるか判りませんが、ウォーマシンというのはNETFLIXのドラマのことではなく、マーベル映画でおなじみのアイアンマンの相棒で、中の人がジェームズ・ローズという軍人のヒーローです。黒いアイアンマンと言えばわかりやすいでしょうか。

元々はアイアンマンスーツの派生モデルなので、基本アイアンマンを踏襲したデザインなんですが、映画での登場を重ねるごとにスリムに、有機的に進化していくアイアンマンとは異なり、ウォーマシンは名が体を表すがごとく、まるで人の形をした装甲戦闘車のよう。見かけのイカツさ、構造のみっしり感は僕だけでなく、

職場に置いてあるお守りのウォーマシン

ミリタリー好きの心をくすぐってやみません。

映画では2010年の『アイアンマン2』で初登場。以来通算で20本(2018時点)を数えるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)では、計4回(アイアン・パトリオットは数えていません)お目見えしています。

20本中4本、全体の20%という数字。回数そのものは一連の作品に登場するマーベルヒーローの数からいっても多い方かもしれませんが、ファンとして訴えたいのは、この4本でウォーマシン(ローズ状態除く)が画面に映っている時間を全部足しても、10分くらいにしかならない、これは短すぎるんじゃないか、ってことです。同じバイプレイヤーでも、バッキーやロキはすごい優遇されてんのに、この差はいったい何なんでしょう。

幸い、近作『アベンジャーズ:インフィニティーウォー』でウォーマシンはなんとなく生き残りましたので、来年公開を控える『アベンジャーズ4(仮題)』での再登場も期待が持てるところですが、「扱いが小さい」というこの不条理に同感して頂ける方が一人でも増え、その声が巡り巡ってルッソ兄弟の耳に届いて、彼らが編集に手心を加えて1分でも長く雄姿が見れるよう、あくまで僕なりにこのヒーローの魅力をお伝えしたいと思います。

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名前と見た目がいい

考えてもみてください。WAR(戦争)のMACHINE(機械)ですよ?

マーベルスタジオが現在ディズニー傘下ということをあえて強調しなくとも、やれコンプライアンスだ自主規制だとうるさいこのご時世に、この名を冠すヒーローが空を飛びガドリング銃をぶっ放す、その存在が小気味いいです。誰が何と言おうと兵器は「戦争」のためのもの。ネーミングに一切の欺瞞がない。そこが素晴らしい。この名前については映画『アイアンマン3』で、トニーとローズが話題にして「ウォーマシン最高」という結論に落ち着いていますね。

外観は言わずもがなでしょう。先ほど、ウォーマシンはアイアンマンの派生モデルだと言いましたが、原作コミックにおいてウォーマシンが初登場した際は、数あるアイアンマンのバリエーションの中のVariable Threat Response Battle Suit(不確定脅威即応戦闘用スーツ)と呼ばれるモデルだったんですね。その名の通りあらゆる脅威に対して対応制圧可能な、アイアンマンの火力特化型フル武装モデルだったわけです。

初期のウォーマシン

よって登場時から、標準武装であるリパルサーやユニビームはもちろんのこと、右腕にツインバレルのキャノン砲、左腕にレーザーソード、手首に火炎放射器、そして両肩にはガトリング銃とボックス型のロケットランチャーを装備して、強化版の装甲を与えられました。ウォーマシンというのはこのスーツ姿の異名、最初はトニー・スタークが搭乗していたのです。

 

初登場(1992)から30年近く経ち、コミックでも映画でも多少現代的なアレンジは加えられましたが、その威容、コンセプトはほぼ当時のままです。

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枯れた技術の水平思考

なぜに横井軍平、と思われたかもしれませんが、ちょっと映画版のトニー・スタークことアイアンマンに目を向けてください。

MCU映画に何度も登場してきたアイアンマン。詳しくない方は「なんか見た目が、映画のたびに違うな。」くらいに思っているかもしれませんが、近作『インフィニティーウォー』に登場したアイアンマンスーツは『アイアンマン』(2008)に登場したマーク1から数えるとなんと50タイプ目にもなります。

途中バリエーションを荒稼ぎしてる映画(『アイアンマン3』)がありますので、それを除いても約15タイプ、機能を進化させたアイアンマンが登場してきたわけですが、一方20本の映画中、第2作から登場しているウォーマシンはと言いますと、『インフィニティーウォー』でやっとマーク4。登場回数と全く同じ

ウォーマシンも見かける度に新しくなってるってことにごまかされてはいけません。劇中、トニー・スタークが過ごした時間と同じだけの時間を、ローズも過ごし、日夜戦ってるはずです。なのにトニーが乗るアイアンマンはナノマシン採用のマーク50で、ローズは普通の着脱式のマーク4って、君、親友のスーツももう少し改良してやれや!って言いたくなるのも無理はないと思いませんか?

「いや、それは改良してるけど、登場したのが4回だけだから4型しかないように見えるんじゃないの?」いいえ、残念ながらそうではない証拠がちゃんとあるんです。ご丁寧にもウォーマシンの腕にはナンバリングがありましてね、『インフィニティーウォー』でもチラッと「004」てペイントされているのが見えるんですね。ほんのちょっとの改良でもモデルを分けるのが、兵器分類における慣例ですので、004とある以上、4型しか生産されていないとみるのが自然です。

トニー・スタークの怠慢は冗談だとして、このことから推測できるのは、ウォーマシンは先進技術をどんどん取り入れるアイアンマンとは異なり、確立され安全性が担保された技術しか採用しない、乗る人間の安全や操縦性、そしてコスト面を考慮されて設計し運用されているのではないかってことです。モデル数を重ねる度に、よりカスタムメイド、ワンオフ感が増していくアイアンマンに対し、いつでも再生産可能、そしてもしかしたら乗る人間を選ばないのがウォーマシンなのではないでしょうか。そういえば、最近までコミックの方ではローズの不在にかこつけてパニッシャーがウォーマシンに乗ってましたね。

普遍性こそ正義、そういった意味ではウォーマシンに軍配が上がりそうです。

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祝・復活

原作コミックにおけるジェームズ・ローズのオリジンストーリーは、おおむね映画『アイアンマン』(2008)通りと言って過言ではありません。舞台がベトナム戦争だったのが、中東になっただけ。はじめてアイアンマンのスーツを着るくだりも、トニーがアルコール中毒になったからで、『アイアンマン2』でも踏襲したストーリーが描かれました。

原作通りというと気になるのが最近のコミックの動向ですが、このウォーマシンことローズ中佐、つい最近までお亡くなりになっていたのです。

2016年のマーベルコミックの大型イベント「シビルウォー2」の中で、ウォーマシンは戦闘中サノスにお腹を思いっきりどつかれて死んでしまったんですね。そんなわけで映画『インフィニティーウォー』の公開前、マーベルヒーローの誰かが死ぬという噂が公式に出回っていましたので、僕としてはもう間違いなくローズがやられてしまうと思い込んでいたものです。

この「シビルウォー2」という一連のストーリーは、ファンの間でも賛否分かれる話でして、ウォーマシンが死んだあと、トニー・スタークまで再起不能になってしまうという、二人のファンにとっては大変許しがたい展開だったのですが、2018年今年、一年強の沈黙(人工知能期間)を経て、トニー・スタークの復活ついでに、ローズも墓場から遺体を掘り出して蘇生することに成功していましたので、ファンとしては「もうほんとに無茶苦茶だな。」と思いつつも胸を撫で下ろした次第です。

いかがでしたでしょうか。思いの向くままウォーマシンについて書きなぐってみました。果たして来年のアベンジャーズ4(仮題)にウォーマシン:マーク5は登場するのか、登場するとしたら何秒くらいか、できれば少しでも長い間スクリーンでその雄姿を見れることを期待して拙稿を終えます。お付き合いいただきありがとうございました。

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