ゼロ戦の思い出
上のイラストは、私が英語を教えているT君(当時高校生)が、70年も前のゼロ戦をカッコいいというので描いてみせた。
今から60年くらい前、私が小学3、4年生の頃も新宿区の小学校のクラス仲間によく描いてあげたものだ。
零式艦上戦闘機
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1000馬力のエンジンを積んだ戦闘機としては当時、世界最高の性能を誇った。
ゼロ戦21型を駆使して撃墜王となった酒井三郎氏が後に語ったように、ゼロ戦の最大の特長は2,200kmというその驚異的な航続距離にあった。
帰りの燃料が心配な状態では、ドッグファイトに専念できない。
日本発の先進技術としての、胴体下の補助燃料タンクが大きな役割を果たした。
このタンクは戦闘に入る直前に切り離す使い捨てタイプであった。
「不法廃棄なんてけしからん」と怒る人も当時いなかった。
西洋の戦史研究家によると、緒戦の日本軍の躍進はゼロ戦があったから達成できたのだそうだ。
計一万機が生産された。