大深度有人潜水調査船 しんかい6500

大深度有人潜水調査船 しんかい6500
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しんかい6500

世界で2番目に深いところに潜れる船である。三菱重工製造。

潜航方法は圧縮空気と海水を使う、海軍の潜水艦とは異なり、重い鉄板を抱えて潜り、浮上時に捨てる方式。内部に三人搭乗できるがトイレはない。潜航時間の8時間の間にどうしても我慢できなくなったらどうするんだろう。

宇宙よりも地球の海底の方が探査は難しい、と言われている。つまり数百キロメートル先の真空よりも数千メートル下の水圧の方が怖いということ。

真空空間に国際宇宙ステーションが浮かぶようになって久しい。そこでは宇宙飛行士が長時間寝泊まりし、実験をし、なんなら運動だってする。もちろんトイレもある。だけど大深度潜水艇の内部にはそんな余裕はない。やっと数人の研究者が肩身の狭い思いをしながら短時間滞在できるだけだ。(トイレを我慢しながらかも)

それで思うのだけど、もしも敵対的な宇宙人が地球へ侵攻してきたとしても海底までには手を出せないだろう。いつ来るともしれないその時に備えて、深い海底に大人数で行けるような広い潜水艇を造り、そのうえで海底避難基地を建設しておくべきだろう。(文・イラスト:YOGI age71)

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