日本文学については無知蒙昧な身でありながら、何を間違えたか文人多数が押しかける尾道にでかけてみた。
文学のアカデミックな香り高き、さぞかしロマンティックな土地であろうと想像していたのだが、実際は民家の洗濯物や物置小屋を目の前に見続けながら辿る狭い坂道の連続であった。
生活臭の強さはいかんともしがたい。
寒い時期のせいか、人影もまばら。代わりに猫の姿が目立った。
あまりに幅が狭い道が多いので、デブ猫なら「オーノー」と言ってしまいそうな尾道かな。
瀬戸内海は多島海である。そういった意味ではエーゲ海と同じだ。
坂道に飽きたので、ロープウェイで千光寺の境内へ至る。
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