不思議なコンビニおでん

不思議なコンビニおでん

今さら言うまでもないが、コンビニエンスストアは社会のインフラとして不可欠な存在となった。

引っ越し先の際の条件として、「コンビニが近所にあること」を重要視する人も多いだろう。

コンビ二においては、食品・飲料の売り上げの比率が一番高いわけであるが、その中で「おでん」だけは不思議な存在である。

と言うのも、他の食品は包装されているか、透明なケースの中で陳列されているのに、この食べ物だけは剥き出しにされている場合が多いのである。

店には一日の間に沢山の客が出入りするし、彼らは店員と話もする。

その店員と客の間のカウンターにおでんはデンと置かれているのだ。

中には風邪をひいている客もいるだろう。

「何でも胃に入ってしまえば問題ない」

「屋台のおでんも同じ環境」

それはそうなんだろうが、こうこうと光る蛍光灯の明りの下、余計気になるといえば気になるのである。

 

おでんという食べ物は、室町時代まで遡ることができる日本独特の食べ物、ということになっているが、これとよく似たものをマレーシアで食べたことがある。

その食べ物の名前は「ヨーントーフ」。

魚のすり身と野菜を、スープの中で煮込んだものだ。味は抜群に良い。

元々、客家の豆腐料理を真似たものらしいが、豆腐が無かったので代わりに魚のすり身を用いて今に至るのだそうだ。

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