マーク「85」の由来
今流行りの「引き算」ってやつなんですかね?
2019年4月26日の『アベンジャーズ:エンドゲーム』公開前に、今回もまたホットトイズが製品発表によってネタバレする形となった『エンドゲーム』にてお目見えするアイアンマンの新スーツ。新型にして、そしておそらくは最後のアイアンマンスーツとなるはずのモデル。
リークされたその名はアイアンマン「マーク85」。
ローマ数字で85ってそんな表記なのね。
もとい、前作『インフィニティーウォー』に登場したのが「マーク50」なのに、そのナンバリングは一体何なのさ?と多くの方が疑問に感じたと推察しますが、実はこの数字、一応ちゃんとした所以があるナンバーなんですね。
このアーマー、写真をご覧いただければわかる通り、肩と太ももにゴールドが配色されているカラーリングが特徴的ですが、これは原作コミックでは「モデル4」と呼ばれているスーツが原型になっているんです。コミックの歴史においては、最も長い間トニー・スタークが装着していたスーツとして知られていて、「アイアンマン」と聞いてコミックファンが真っ先にイメージするモデルと言えます。
で、このモデルが一番最初にコミックに登場したのが1976年の「Ironman #85」というイシューだったんですね。映画ならではの理屈が付くのかもしれませんが、85という数字はここから取っていると思われます。
フィギュアのコンプリートは大困難に
筆者の予想では、最後のアイアンマンは、アイアンマンスーツの中の満漢全席、盛りまくった「アイアンマン・ハウス・オブ・M」が来ると思っていたのですが、シンプル・イズ・ザベスト。ここに来てまさかの原点回帰的な転換です。
まあ、滅茶苦茶厳しい情報統制で知られるMCUが、公開を許可してる時点で、ホットトイズがリークしたこの型が、『エンドゲーム』に登場するアイアンマンの全てであるとは思いませんし、フィギュアの写真にも何やら原作には登場しない、キン肉マンでいうところのオメガマンの手みたいなのが背中から生えてきてますので、クラシカルなアーマーをモデルにしてるとはいえ機能までシンプルというわけじゃなさそうですが。
とはいえ、仮にも85を銘打つ以上、設定上の存在とかいって映画に登場しないマーク51から84までの34型を、ホットトイズをはじめとするフィギュアメーカー各社が出さないはずもなく、アベンジャーズが完結しても、これらメーカーがしばらくネタに困らないように、そしてライセンス使用料がしばらく潤沢に入り続けるように、無理やり大きい数字を持ってきたような気がしないでもありません。
ここまで40型以上、必死の思いでアイアンマンスーツのフィギュアをコンプリートするべく集めてきた物好き、じゃなくて熱心なファンの、あと少しに見えていたゴールバーをドカンと蹴っ飛ばすようなこの所業。私も物好きの一人であるがゆえに、血涙を流したくなる発表でございました。
この件に関しては注視して、新情報が入り次第追って記事に致します。