L.H.C 大型ハドロン衝突型加速器

L.H.C 大型ハドロン衝突型加速器

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日常目にする衝突、例えば2つのガラスのコップを互いに衝突させたとすると、そのことによって生じたガラスの破片の重さは、壊れる前のコップの時と同じで増減しない。

だがしかし、陽子同士を光速に近い速度で衝突させると、衝突前には存在しなかった粒子が大量に発生する。例えて言えば、軽自動車同士が衝突したら、トラックや戦車が飛び出して来るようなもの。衝突エネルギーが粒子に化けたわけだ。

つまり、アインシュタインの「E=mc2」が実現したということだ。

LHC(Large Hadron Collider)はヨーロッパ合同原子核研究機構(CERN)が保有する加速器の名称で、スイスとフランの国境の地下100メートルに建造された巨大設備だ。加速器の円周は27キロメートルにも及び、JR山手線とほぼ同じ長さである。

(イラスト・文: YOGI age71)

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