【履歴書に書ける？】生誕65周年記念『ゴジラ検定』の中級にチャレンジすることになりました

少年ゴジラマニア

しょっぱなから私事で大変恐縮ですが、ウチの小学6年の坊主は、自称「ゴジラマニア」です。

小学校２年生の時にギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA ゴジラ』（2014）を劇場で見せた際、革命的な衝撃を受けたらしく、以降、お年玉をつぎこんではゴジラシリーズのDVDを買い揃え、秋葉原の書泉ブックタワーに通っては関連書籍を読み漁り、山手線で新宿ー大久保間を通るたびに車窓から見えるTOHOゴジラヘッドにうっとりする毎日を送ってきました。

中でも坊主の偏愛は1954年の第一作、本多猪四郎監督の『ゴジラ』、いわゆる「初代ゴジラ」に傾けられており、普段から「初ゴジこそ究極。」とドヤ顔でいって憚らず、あげく小学５年の夏休みの自由研究には親が止めるのも聞かずに初ゴジをテーマにした壁新聞を作成、その力作ぶりに、全校生徒の前で校長先生に褒められるという栄誉にあずかる始末。『トクサツガガガ』の登場人物ダミアンくんをホントに地で行ってしまってるわけです。見かけも似ていますしね。

こう書いていくと、小学生で初ゴジってさぞかし親の薫陶が熱苦しいものだったのだろうと思われるかもしれませんが、これが僕も奥さんも一切心当たりがなく、確かに映画館には連れて行って、前述した『GODZILLAゴジラ』や『シン・ゴジラ』は見せましたが、僕自身、映画好きではあるもののゴジラにはそこまで特別な思い入れがあるわけではないので、何がどうしてそんなゴジラばっかり気に入ったのかワケが判りません。僕と違ってフィギュア等に興味を示すこともなく、良かれと思って買ってあげたゴジラフィギュアも「ゴジラにはそんな継ぎ目（可動部関節のこと）はない。」と棚に置いたきり愛でる様子もなく、マニアックな親子で楽しそうに見えるかもしれませんが、その嗜好はハッキリと相いれないものがあります。

巻き込まれ型受験

そんな坊主なんですが、現在（2019年2月）中学受験の真っ最中。昨年末より好きなゴジラを封印して受験勉強に取り組んでおりました。で、先日、勉強ばっかりでは息が詰まるだろうと近所の本屋に連れて行った折、レジの横に「ゴジラ検定」というリーフレットが目に入ったんですね。

ゴジラ生誕65周年を記念して、東宝株式会社が企画する「第一回ゴジラ検定」。その名の通りゴジラに関する知識を問うテストで、難易度は初級、中級の二段階。初級はゴジラの初歩知識。中級は29作を数える東宝ゴジラ映画の中から幅広く出題されるそうです。合格者はオリジナル認定証がもらえるほか、試験会場限定の物販もあるのだとか。（詳しくは公式ページを参照ください。）

「俺、受験終わったらコレ受けたい。」という坊主に、特に反対する理由はないので快く承諾する僕。

おそらく坊主なら中級も余裕で受かるでしょう。僕は、初級も怪しいですが。受験が終わった後燃え尽きたようにボーっとするのではなく、こういった目標があるのはいいことのように思えました。で、帰宅後喜び勇んでそのことを母親に報告する坊主。

嫁「じゃあ、中級二人分申し込んでおくね。」

僕「・・・？俺も受けるの？」

嫁「当たり前でしょ？会場大人ばっかりだよ？小学生だけで行かせらんないよ。」

僕「俺、ゴジラ4本くらいしか見たことないよ？（うち２本はハリウッド映画）中級なんか無理だよ！」

嫁「私はゼロ！いい機会だから勉強しなよ！」

まるで僕が、普段いっさい勉強していないみたいに言われてますが、坊主の受験勉強中、過去問の解説やら、塾のプリントの採点やら、苦手問題のアーカイブやら、仕事とは全く関係ないところで勉強っぽいことを散々やってきたわけです。で、それがやっと終わり、何年振りかに自分の時間というものを確保できそうになった矢先に、小僧の気まぐれで新たなノルマが発生する事態に。

「興味ないなら落ちてもいいじゃん。」と割り切るには中級受験料6,000円はいささか高く、また親子で受けて子供だけ受かるというのも、父親の権威的にどうなんでしょう、きっとダメですよね？

というわけで3月10日の受験日まであまり日もなく、30本近い映画をこれから観ることが可能かどうかもわかりませんが（昨日、食事中にゴジラ観ようとしたら『私は東大王がみたいの！』と断られました。）、子供の中学受験で培ったテスト対策テクニックを駆使して、合格というとおこがましいので何とか子供に恥ずかしくない点数ぐらいは取りたいな、と思うわけです。こんな仕事みたいにゴジラ検定を受ける人が他にいるとは思えませんが、検定受験生の方お読みでしたら、お互い頑張りましょうね。

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