【2冊買うべし】巷を騒がせている学研の「超人図鑑」とは何ぞや

【2冊買うべし】巷を騒がせている学研の「超人図鑑」とは何ぞや

2019年、突如刊行が発表されたある本が、筆者と、そして周囲にいる同世代(1970年代生まれ)をざわつかせています。

3月25日現在、Amazonの「本」カテゴリーで売れ筋ランキング総合9位。

本のタイトルは「超人図鑑」。

学習図鑑の老舗「学研(現学研プラス)」が、ゆでたまごの「キン肉マン」40周年と、自社の「学研の図鑑」50周年のコラボレーション企画として、2019年5月21日に発売予定です。


いやあ、ネットで最初のリリース記事を読んだときは目を疑いましたよ。

前述した通り、確かに今年(2019)は、「キン肉マン」が週刊少年ジャンプで連載開始した1979年からちょうど40年。

JR東日本のスタンプラリーも開催されたように、各方面で例年よりも圧倒的に多めな「キン肉マン」関連イベントが開催されていますが、「学研の図鑑」となると話は別です。

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だって図鑑ですよ?

公式リリースによると、この図鑑に掲載される超人の数は約700体。

そのそれぞれに、描き下ろしたイラストと子細なキャプションがつくそうです。

超人の中には、「キン肉マン」および「キン肉マンⅡ世」のコミックスの中で、一瞬しか登場しなかったようなキャラクターも少なくないはず。ちなみにこないだのスタンプラリーで配置された超人は、 あんなに大勢いるように感じても、たった60人程度でした。

分類と編纂にいったいどのくらいの労力と時間が掛かったのか、考えるだけで気が遠くなりそうです。

そして、なんといっても書影(本の外観)ですよ。

現在は学習図鑑というと、小学館のイメージが強いお子さんも多いかと思いますが(「くらべる図鑑」とかね)、僕らの世代にとって学習図鑑といったら誰が何と言おうが「学研」なのです。

現在同社(学研プラス)が発売している学習図鑑の装丁とは異なる、1980年代の学研図鑑に施されていた、子供向けだからといって全く媚びない硬派で単純明快なデザイン。特徴的な6つのカラーサークル。僕の記憶にある学研の図鑑は、まさにこの姿。いつからこのデザインが変更されたのか定かではありませんが、ここにきてまさかの「超人」図鑑での復活。この「超人」図鑑のメインターゲットは40~50代の男性とのことですが、まさにおでこにレーザーの赤い丸でポイントされているような被ロックオン感覚でございます。

職場の同世代に、この本の情報を伝えたところ、何の嘘も衒いもなく、5人中4人が予約購入しました。中にはキン肉マンに特別な思い入れがあるわけではなかった人も。

通常版と初回限定版

通常版のカバー表1中央には、ゆでたまご中井先生とは異なるタッチで描かれた僕の中の超人人気ランキング35年連続一位のロビン・マスク。

そのほかに、ゆでたまご先生描きおろしのカバーがつく初回限定版もラインナップされています。どちらも価格は税込み3,564円。


他のグッズであれば、当然、初回限定版一択、と言いたいところですが、学術イラスト的なタッチのロビン・マスクも図鑑の雰囲気的に相当捨てがたい。しかもこの通常版のカバーイラスト、おそらくですが僕も所有しているロビン・マスクのフィギュアをモデルに描かれたっぽいのです。

ほら、これ!CCPのロビン・マスク、ちょっと弄り回し過ぎて色がおかしくなってる件はご容赦下さい。

これはもう2冊購入するしかないのか。

それにしても出版不況のこのご時世に、こんな企画を通して、編集して、監修して、発売までこぎつけるなんて、原作者のゆでたまご先生はもちろん、学研プラスの中の人には、誰かほんと勲章か何かあげてほしい。いち「キン肉マン」ファンとして心から感謝の念を送ります。

実際ブツが届いたら、また特集記事を書かせて頂きますので、同好の士の皆様はお楽しみに!

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