スタンプラリーの影響で、最近はキン肉マンのことばかり考えている私。
本日はキンケシ探しばっかりしていてブログネタに窮してしまったので、キン肉マンの必殺技にして、作品中最高クラスの破壊力を誇る大技「完璧マッスルスパーク」のやり方でも図解してみようと思います。
というのも、この「完璧マッスルスパーク」。作品の主人公のフィニッシュホールドでありながら、「キン肉バスター」や「キン肉ドライバー」などと比較して、技の構成が非常に複雑でして、いざ自らのレパートリーにせんと練習しようにも、詳しい解説の類が巷にあまりないのです。
この複合技を構成する2つのステップ、スグル版マッスルスパーク「天」といわれるところと、アタル版マッスルスパーク「地」と呼ばれる2か所だけは有名で、マッスルスパーク自体この「天」と「地」の合体技ということに間違いはないんですが、それぞれの技の繋ぎにあたる部分だって欠けてはならない重要なセクションのはずです。
また、「技」というものは、多くの人々による研鑽を経て磨かれるもの。であるならば、「完璧マッスルスパーク」とて例外ではなく、今は完璧にみえる技でも進化を停滞させてしまえば、いつかは誰かが攻略法を見つけてしまうでしょう。そうなる前に、知識を頒布し共有することで、技自体がよりブラッシュアップされ、それが主人公たるキン肉マンのパワーアップにつながり、ひいては地球の平和に繋がるといって過言ではありません。
この技を身につける上で重要な資質、肉体のパワーや柔軟性や、上空30~50メートルまで飛び上がれるジャンプ力、ちょっとの間なら空中で静止できる滞空能力などは個人で予めご用意頂くとして、それではHow to 「完璧マッスルスパーク」いってみましょう!
ステップ1. ブリッジの勢いで相手を上空へ打ち上げる
前述したような、天と地2つのセクションだけが注目されがちなマ
ステップ2. ランデブーポイントへジャンプする
相手が水平に打ち上がったら間髪入れずそれを追う形で上空へ飛び
ステップ3. 極め技マッスルスパーク「天」
このステップでは、相手の肉体における主要な可動箇所の大半を破
ステップ4. 「天」を完全に解除する
「天」がしっかり極まったら、相手は自力で体を動かすことは不可能な状態となる。その上でステップ4では、これを完全に解除。自分の肉体を一度完全に相手から離すことが肝要となる。これは、最終的なホールドとなるステップ7へ移行していく上で、自らの態勢を空中で大きく変え、両腕を持ちかえるためだ。素人目には、片腕か片足で、相手を捕まえたままの方が技が決まりやすいように見えるだろうが、それだと大の字に落下していく相手の重心が変わり、角度も変わってしまうため十分な威力が出なかったり、相手が変な態勢で着地して意図していない殺傷能力が出てしまったりするので望ましくない。勇気をもって体を離そう。相手を落とすというよりも、自らが相手を躱しながら上側にほんの少しジャンプするようなイメージだ。
ステップ5. 空中ブリッジしながら落下する相手に追いつく
このステップ5こそが、一連の「完璧マッスルスパーク」を構成するセクションで最も難易度が高い要素となる。相手から完全に体を離した状態で、大の字で落ちていく相手の真上に、仰向けのまま自分の体を持っていく。まずこれが至難の業だが、体を倒し左向きにひねりながらも常に相手から目を離さないようにすること。一度でも相手を見失ってしまうとこの技は失敗する可能性が非常に高くなる。首の可動域ぎりぎりまで回せば、なんとかなるはずだ。日頃から首のストレッチは入念に行おう。しっかり体の位置が決まったら、そのままスピードアップして落下し相手に追いつこう。飛行能力がある術者ならばこれは容易いが、そうでないのであれば、技に入る前に自分の体重が、相手より重いことをしっかり確認しよう。キン肉マンの世界では、相手より自重が重ければ、重力加速度は相手より速くなる。どうしても相手よりも自重が軽い場合は、マスクや鎧などで自重を増やすのも手だ。
ステップ6. マッスルスパーク「地」へ
ステップ5にて落下しながら相手に追いついたら、自らは仰向けのまま、両手で相手の両手首をキャッチ、続いて両足で両足をクラッチする。一見激しく難しそうに見えるが、相手は無抵抗のため、両手さえつかまえてしまえば、あとはそこを起点に態勢を微調整できるのでそれほど難しくない。上級者になると手と足同時にクラッチに入る者もいるが、慣れないうちは必ず両手から両足の順番を守ろう。両足のクラッチまで終わったら、手首をつかまえている自分の両腕を頭の方へ伸ばす。こうすることで、相手の頭部が構造上、おへそ側へ折れ曲がるので、着地の際に相手の頭部が真っ先に床に接触するのを防ぐことができる。「究極のみねうち」という「完璧マッスルスパーク」の本質を決して忘れず、この動作を怠ることがないようにしてもらいたい。
ステップ7. 着地そして技の完成
ステップ6までの動作をしっかり行ったら、最後のトドメ、着地は自ずと完璧に決まるはずである。相手の両肩、後頭部、膝が同時に床に接触し、自らの背中で相手の腰部を押す形でその着地の衝撃を増すことができていれば成功だ。前述した「究極のみねうち」とは、言うなれば相手のHPを0きっかりにする行為である。それより多ければ相手は再び立ち上がるだろうし、それより少なければ相手は絶命してしまうだろう。技のセットアップ、ステップ1を始める前に、ステップ7のランディングポイントである場所のコンディション、それまでの戦いで床が抉れていないかとか、突起物はないかとかをしっかり確認し、環境を含めて全てを自らのコントロール下に置くことこそ、「完璧マッスルスパーク」において最も大事なポイントといえる。
いかがだったろうか?
途中から何やら口調が変化したことは「説明しよう」の『タイムボカン』再放送世代としてお許し頂きたいし、もちろんこの記事は原作者であるゆでたまご先生やプロレス技の専門家の監修は一切受けていない。この記事を参考にして技の再現を試み、何か事故が起こってしまったとしても、ネタ記事を鵜呑みにした自分を責めるべきで、こちらにクレームを入れても当方「へのつっぱりはいらんですよ。」の一言で逃げ切る気満々である。全ては自己責任でお願い致す、といったあたりで文字数も一記事として十分な感じになったのでこのへんで拙稿を締めくくらせていただく。お読みいただきありがとうございました。
第2回にて「マッスル・インフェルノ」を扱っています。もしご興味あれば。