【2019年5月公開】新ゴジラ映画の怪獣デザインについて

【2019年5月公開】新ゴジラ映画の怪獣デザインについて

新ゴジラ登場

去る2018年12月1日。幕張メッセで開催された東京コミコン2日目、来年に公開を控える『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に登場する怪獣4体のデザインが発表されました。

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1998年のローランド・エメリッヒ監督『GODZILLA』以来、ハリウッド制作のゴジラデザインにはいちいち神経を尖らせている同好の士のみなさま、まずはこちらのtweetで画像をご確認ください。

何はともあれまず注目すべきはゴジラのデザインですが、基本的にギャレス・エドワーズ監督版の『GODZILLA』(2014)を踏襲しているようです(通称ギャレゴジ)。続編なので当然という見方もありますが、一点、背ビレのデザインが大きく変更されています。背ビレの厚さが薄く、鋸歯上に尖っていたギャレス監督のゴジラに対して、新しいゴジラの背ビレは一枚一枚が分厚く、また形状も手のひらやモミジかのような放射状のデザインです。

本作のメガホンをとるアメリカ人監督のマイケル・ドハティ氏がマスコミに語ったインタビューによると、監督自ら造形に携わり、背ビレを1954年の初代ゴジラを踏襲したものに変えたそうです。ギャレゴジのデザインは、「首が太くて喧嘩が強そう」で好みでしたので継続されてうれしいです。前作劇中も実際肉弾戦に強いイメージでしたしね。

ただ、背ビレもそうですが、個人的にもう一つ変更してほしかったのが体表の鱗で、日本で制作されるゴジラはゴツゴツした黒い襞のようなもので体表が覆われているのに対して、ハリウッドで制作されるゴジラは全部「恐竜の延長」として説得力を持たせたいのかウロコを着ているんです。爬虫類丸出しなんですよね。日本版ゴジラにある「あの異様な体表の下に、本当はどんな生き物がかくれている?」という、丸い瞳孔のある目と併せて醸し出していた、ミステリアスな雰囲気が少し削がれてしまうような気がします。

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ちなみにあんまり知ってる人がいないのですが、ギャレス・エドワーズ監督版の『GODZILLA』では、ゴジラのモーションキャプチャーを、ロードオブザリングのゴラム役や、猿の惑星(一番新しいシリーズ)のシーザー役でお馴染みのアンディ・サーキスが担当しています(クレジットなし)。新作では続投するのか興味を惹かれるところです。

新モスラの昆虫感

ゴジラ、ラドン、キングギドラの3体は、新作映画でも従来のイメージとそうかけ離れていないデザインですが、モスラは賛否を呼びそうですね

蛾がモチーフでありながら、丸い頭部にモフモフした太いボディが特徴で、並み居る怪獣たちの中でも女性人気が高い日本版のモスラですが、新デザインでは昆虫っぽすぎてそうはいかないでしょう。よく見ると頭部は可愛らしい顔をしていますが、前足やボディは蟷螂を彷彿とさせます。ただ、女性の人気は伸びないでしょうが僕はこのデザインはかなり「アリ」だと思います。

理由はですね、日本版モスラの丸っこい形のままでは、レジェンダリー・ピクチャーズが仕掛ける一連のモンスターバース映画にはちょっとそぐわないかもと考えるからです。モスラが強いってことは百も承知ですけど、見かけが強そう、って思ったことは一度もないのでね。モスラ単独シリーズの時みたいに、時間を遡って進化し直して「鎧モスラ」にバージョンアップ!みたいなのもまあ、できないでしょうし。(僕は好きですがね、鎧モスラとかレインボーモスラ。)

マイケル・ドハティ監督はモスラを「怪獣の女王」と呼んで最大のリスペクトを表しています。予告編での登場シーンもいい感じですし、ひとまず安心して見守りたいですね。

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