【履歴書に書ける?】第一回ゴジラ検定中級受験レポートと自己採点結果と反省点

【履歴書に書ける?】第一回ゴジラ検定中級受験レポートと自己採点結果と反省点
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受験会場は東海大学高輪キャンパス

2019年3月10日空は薄曇り。時刻は午後2時。12歳の坊主と2人で都営浅草線「泉岳寺」駅のホームに降り立った私。

普段であればこの駅周辺、「白金高輪」などというハイソなエリアは、何を食べても何を買ってもボッタくられるんじゃないかという謂れのない恐怖感(※個人の印象です)からあまり寄り付かないのですが、今日ばかりは『第一回ゴジラ検定』の試験会場(東京)が、「東海大学高輪キャンパス4号館」なのでおっかなびっくり(嘘です)やってきたわけです。

泉岳寺の駅を出て、第一京浜を背に瀟洒な住宅街を縫う坂道を、えっちらおっちら登って現地到着。途中わが心の故郷、イギリスの旗はためく可愛らしいカップケーキのお店に寄り道したりしましたが、駅を出て10分ほどの道程でした。

なかなか本格的なカップケーキでした。

この『第一回ゴジラ検定』、特に特撮マニアというわけでもない私が受験する羽目になった理由は、前回の記事に書いた通りなんですが、当初2019年1月末日までだった出願期限が、「ご好評のため」という理由で2月中旬まで延期されたという経緯があります。

私も本業でEコマース的なことをしておりますので、だいたいこういう締め切りが延長されたりする理由は、「思ったよりお客さんが来なかったから」というパターンが多く、坊主と「試験会場行ったら10人くらいしかいなかったらどうする?」みたいな失礼なことを話していたのですが、現地に着いてみてビックリ、思いのほか大盛況で会場入り口に特設された物販コーナーは長蛇の列。

よく考えれば、われわれに振られている受験番号は00800番台。会場の案内板には01000番以上も記載されていたので、そこから類推するに、東京会場で中級を受験している人数だけでも1,000人以上いることになるので、中級より前の時間帯で開催された「初級」と、大阪会場合わせると2,000~3,000人は受験したのかなと。運営側の想定は判りませんが、第一回でこの人数はそこそこまあまあと言えるのではないでしょうか。

坊主の中学受験の記憶もまだ生々しい我々としては、マンモス校の入学試験のような、かなり安心感のある会場と運営で、さすが日本が誇るポップアイコン、ゴジラ様だなと、認識をあらたにした次第です。(次第ですじゃねえよ)

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ゴジラ検定中級の概要

「ゴジラ検定中級」の内容ですが、試験時間は60分(15時から16時まで)。マークシート式の四択問題が全部で100問となっていました。公式アナウンスでは、目安として「中級は70%以上」の正答率で合格ということでしたので、70問以上正解すればよい、ということになります。ちなみに初級は65%以上の正統率が目安だそうです。

使用してよい筆記用具は鉛筆かシャープペンシルだけ。筆記具の貸し出しは、私の見たところ行っていないようでした。

100問という問題数は、60分という時間に対してちょっと少ないくらいですので、落ち着いて回答することができると思います。私も、3回くらい見直して、その上問題冊子の方に自らが選んだ記号を記入し、さらに解答用紙の裏にあるアンケートまで答える時間がありました。

試験後、問題は持ち帰ることができますので、自己採点であらかじめ受かりそうかどうか知ることができます。

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自己採点結果とおすすめの受験対策

さて、我々の自己採点結果ですが…坊主が70点ジャスト。私は61点という結果でした。

…落ちちゃってんじゃん。

たいへんにお恥ずかしい、試験中は「意外とできたな。」と、あわよくば合格する気でいたんですが、ヤマ勘で記入したところが悉く外れておりました。まあ初級も怪しい知識の持ち主が受験すればこうなりますわな。

実は、落ちてからこういうこと言うの死ぬほどカッコ悪いの判っているんですが、ゴジラ検定受験の勉強を忙しさにかまけて殆どサボっておりまして。全29作の東宝ゴジラ映画のうち鑑賞したのは初代『ゴジラ』と『ゴジラ対メガロ』と『シン・ゴジラ』の3本だけ。後は公式テキストをざっと読んで、テキストに載っている「中級模擬問題」を前日に全部やったのみです。坊主は29本中半分くらいは観ていたようです。

真面目なファンからすると「ホントにふざけんな」という受験生だと思うのですが、逆に言うと、この程度の勉強でも6割はとれるということは、マジメなファンであれば合格は容易いのではないかと思います。

おススメの試験対策としましては、実は私、事前に「ゴジラ検定の公式テキストの模擬問題から、そのまんまの問題が出るはず。」と読んでおりまして、これが見事的中。テキストに載っている模擬問題のおそらく9割以上が、100問の中にそのまま出題されておりました。マニアにとって当たり前の知識を載せているだけでなく、実際試験対策として「使える」ということでないと来年以降、公式テキストが売れないだろうという、運営側の足元を見たいやらしい予想だったんですが、そういった大人の事情は今後も運営側は避けて通れないと思うので、第2回以降を受験される方は、公式テキストの問題を一通りやっておくことを強くお勧めいたします。

また、私がヤマ勘に頼らざるを得なかった問題の種類として、まず、実際映画を観ていないと判らない、「色」だとか「怪獣の形状」についての問題がありました。これらは公式テキストや「ゴジラ大全集」のような本だけの知識では正解が判りません。次回以降難易度が変更されるかもしれませんが、「中級」を受験される方は、一度ずつでもいいので全29作を一通り鑑賞されたほうがいいでしょう。既に鑑賞済みの方も時間が経過しているのであれば、観直して記憶を上書きしておくといいかもしれません。

また、「怪獣大戦争」や「怪獣総進撃」、「ゴジラFINAL WARS」のような複数の怪獣が出てくる映画についての問題も多かったです。これらの映画について、どの怪獣が何匹出ていて、どこ(地名)から出て、どんな行動をしたのかを把握していると、より合格に近くなると思います。

いかがでしたでしょうか?

正確な合否は5月頃発送にて発表される予定ですが、おそらくは受験に失敗してしまった私の経験談が、来年以降の挑戦者様たちの礎となるのであれば、受験料6,000円も惜しくなかったと思えます。何より、その6,000円が何かの足しになって新しいゴジラ映画がつくられるのであれば、なお本望です。お読み頂きありがとうございました。

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