※ご注意!本編未見の人間が書いています。キャスト自身が公式に認めた情報ですが、本記事は『アベンジャーズ:エンドゲーム』の内容を含んでいます。
「なんてこったい。」
以前の記事でも触れたことがありますが、いよいよ明日(2019年4月26日)公開となる、2019年一番の話題作『アベンジャーズ:エンドゲーム』、その本編に俳優の真田広之さんがキャスティングされているらしいことは、ファンの間で大変な話題になっておりました。
実現すれば浅野忠信さん以来の日本人キャストのMCU参戦となるわけで、『マイティ・ソー:バトルロイヤル』(2017)で浅野さん演じるローガンがあんなことになった以上、日本人ファンの1人として、筆者にとっても真田広之さんが演じるかもしれない役どころは、大変気になるポイントであったわけです。
浅野さんが、あんなことになったとはいえ(しつこくてすいません。『バトルロイヤル』は大好きですが、この点だけは納得いってないのです。)、ソーの盟友、ウォーリアーズスリーの一員という重要な役どころで、さらにシリーズのうち実に3本もの映画に登場したことを鑑みた上で、浅野さんの先輩にあたる、日本が誇るアクション俳優真田広之さんが噂通りキャスティングされているのだとすれば、MCUもそれなりの役を用意するであろう、むしろして欲しい、というのがもっぱら僕の願いでありました。
真田広之さんの実年齢を考慮に入れて、多くはないマーベルの日本人キャラクターの中から、さてはシルバー・サムライ(X-MENに登場するスーパーヴィラン)じゃないかとか、いや日本が舞台ならハンド(悪の忍者組織)が絡むはず、マツオ・ツラヤバ(ハンドの首領)に違いないとか、アベンジャーズの敵味方いずれに着くにせよ、真田さんがマーベルユニバースでも名の通ったキャラクターにキャスティングされていることを、なかば信じこんでいたのですが、昨年、『アベンジャーズ:エンドゲーム』の予告編第一弾が公開され、その中の1シーン、ローニン(ジェレミー・レナー)が登場する場面で、今まさにローニンにぶっ飛ばされましたよ、ってな感じで彼の足元にヤクザっぽいみかけの男たちが数人横たわっていて、その中の1人がすごい真田広之さんに似ていたんですね。
↓動画の1分30秒くらいのところ。
「嘘だろ」と。
その時点でまだ噂段階だった真田さんの出演が、どうやら本当らしいということを喜ぶ前に、こんなモブみたいなやられ役で登場すんのかい、と。
当然ながら本編を鑑賞するまで、どういう経緯で真田さんがローニンの足元に転がっているのか、もしかしたら重厚な理由があるのかもしれませんが、予告編時点で僕が思ったのは、どうか見間違え、もしくはよく似たアジア人キャストだったというオチであってほしい、ということでした。
で、この件に関しては続報がないまま、いよいよ公開まであと数日、というところまで来たのですが、本作のワールドプレミアのレッドカーペットに真田広之さんが登場して、キャスティングの噂が本当であったことが確定、そして海外誌のインタビューにて、彼が本作にて演じる役どころが、「アキヒコという名前のヤクザで、東京にやってくるローニンと戦う。」と回答してしまったんですね。
本人が認めちゃったよ!
もちろん、MCUでは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクラグリン(ショーン・ガン)のように、コミックでは名前すらあやふやなキャラでも重要な役として登場することがよくありますが、それにしたって「誰だよ、アキヒコってさあ!」という感情はいかんともしがたいものがあります。
アキヒコはコミックス由来のキャラです
調べてみますとアキヒコくんは、一応コミックス、それも正史世界であるEarth-616に過去(しかも最近※2017)登場したキャラクターです。
ニック・フューリーの個人誌で、アキヒコくんは、科学ヤクザ集団「ショーグンリーパーズ」の一員として登場しました。
あらすじを読んだところ、この「ショーグンリーパーズ」は、なかなか気合の入った連中で、何でも月にですね、巨大なキャノン砲を建設しようとして、ニック・フューリー率いるS.H.I.E.L.D.と戦うことになったそうです。そんでアキヒコはですね、月の基地においてイラストにあるようなアーマーを装着してフューリーに立ち向かうんですが、そのアーマーをフューリーにハックされて、仲間と同士討ちするよう仕向けられたあげく、宇宙空間に放り出されて死んでしまったそうです。
おいおいたのむよルッソ兄弟、やっぱり絵に描いたようなやられ役じゃねえかよ。
とはいえ、月にデススターよろしくキャノン砲を建設するというプロットが大真面目に採用されれば、重要な役どころとしてワンチャンあるのか?
公開まであと一日と迫った今に至って、新たにジタバタさせられた、というお話でした。
※チョイ役だろうとなんだろうと、応援してます。