2とばして3でもいいじゃない!『ヒックとドラゴン3』日本劇場公開実現を心から祈願します!

2とばして3でもいいじゃない!『ヒックとドラゴン3』日本劇場公開実現を心から祈願します!

不遇なドリームワークス作品

これをお読みの皆様、CGアニメーション映画はお好きですか?

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全米映画興行収入ランキングを調べてみると1998年にピクサーの『バグズライフ』が4位になって以降、2018年まで21年間の永きに渡ってCGアニメーション作品がトップ10に必ずランクインしているような状況です。このことが証左するようにCGアニメーションは映画界にとってもはや欠かすことのできないドル箱コンテンツであり、大手スタジオ製作の人気シリーズものともなれば、ヒットは約束されたようなもの。ただし、日本市場は除きます。

泣く子も黙るディズニー配給作品であればいざ知らず、なぜか他の主要国と比較すると渋めの日本市場。その煽りを受けて、世界的には大ヒットしたCGアニメ映画が、日本では劇場公開を見送られていわゆるDVDスルー(direct to DVD)という憂き目に遭うことも珍しくありません。例を挙げるなら2012年のゴールデングローブ賞にノミネートされた『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』であるとか、一作目は日本でもヒットした『カンフーパンダ3』(2016)だとか。

お気づきの方もおられるかと思いますが、これら日本公開を見送られてしまったCGアニメ作品のほとんどがドリームワークス製作。鶏が先か卵が先かという話になってしまいますが、あまり観客が入らない(日本では)割に高額な配給権(世界的にはヒットコンテンツのため)、加えて親会社の都合で複雑になってしまったライセンシーと、理由を聞けばDVDスルーにもそれなりの理由があることが判ります。

とはいえ、イチ映画ファンとしてどうしても見過ごせないのが、2014年この流れで、CGアニメという枠を超えた冒険活劇史上に残る大傑作、ディーン・デュボア監督作品『ヒックとドラゴン』の続編、『ヒックとドラゴン2』の一般劇場公開が見送られてしまったことです。

一作目の大ファンであった筆者は、運よく2015年TOHOシネマズ日本橋で限定公開(TOHOアニメアワード2015※抽選で当たりました)されたとき、ならびに同年の下町コメディ映画祭のカウントダウンイベントとして上野恩賜公園の広場で無料公開されたとき(※家が近かったので)と、大スクリーンで2回観る機会に恵まれましたが、何故これほどの良質な、老若男女楽しめるエンターテインメント作品が劇場にかからないのか、これで先進国と言えるのかと怒りを禁じ得ませんでした。

夏の屋外での鑑賞は、そりゃ最高でしたがね。
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シリーズ完結『ヒックとドラゴン3』

なぜ、今(2019年2月末)になってこんな話をしているのかといいますとね、来たる2019年3月1日、三部作の最終作にあたる(とされている)『ヒックとドラゴン3(原題How to Train Your Dragon: The Hidden World)※日本公開未定のため仮題』が、アメリカでいよいよ封切りになるんですね。アメリカの映画ポータルサイトでは、この映画の話で持ち切りなわけです。試写を観た批評家筋の評価は上々(あてになりゃしませんがね)。ひとまず未見の方は予告編を御覧ください。

制作側より何やら「切ないラスト」が用意されているといわれるシリーズ完結作。もしや人とドラゴンは共存できないなんてオチが用意されてるなんてことも…。

いやだ!行かないでくれトゥースレス!

その白い娘っこはどこの馬の骨だ!?

そんなことより、観れるのか俺は!たのむよ、配給会社の中の人!(『ボヘミアンラプソディー』とかもういいだろ、全国民観たよ!)

『ヒックとドラゴン』のドラマシリーズを独占配信しているNETFLIXの認知度アップにより、4年前から状況は変化していると思いたいです。

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