ピラミッドのつくり方
①水平な地盤を作る。そこに格子状の水路を掘り、水を通す。
②任意の水平面を設定し、地盤を水面に合わせて平らに削る。削り終わったら水を抜く。
③水を抜いたら、水路を埋め戻す。その際上部を平らな地盤に合わせる。こうすることによってピラミッドの土台となる真っ平らな地盤を得る。
④石を切り出して来る。切り出し方は岩盤にノミなどで筋を入れ、そこにいくつも木の杭をさしこむ。木の杭に水をかけると膨張して石を割る。
⑤石は橇で運ぶ。砂の上に水をかけて、橇が重さでめりこまないようにした。
⑥石をきれいに積む。労働者は自由農民だった。労働者の食事はパンとネギとビール!(いいね!)
⑦完成。PYRAMIDはギリシア語で三角形のパンのこと。巨大さは永遠を意味した。有名なギザのピラミッドは4,500年前に建造された。
ピラミッドが作られた理由(諸説あり)
昔々、他民族よりも優れた知能に恵まれていたナイルの民は見聞を広めるため、いくつかのグループに分かれて世界を旅したものだ。そのなかの一集団は、後にシルクロードと呼ばれるようになるユーラシア大陸中央の砂漠地帯を通り、海を渡り、秋津洲(日本の本州の古代の呼称)までやってきた。そこの景色は綺麗だし、食料にも恵まれた土地だったので一行は夢のような時間を過ごした。しかし何時までもそこに留まるわけにもいかない、祖国の王様が首を長くして待っている。
記念に何か持ち帰ろう。食料は腐ってしまうだろう。旅人たちは考えた。おお、そうだ、あの魂を揺さぶる美しき三角形の山を絵に描いて帰国しよう。絵だけではあるが、王様はきっとお喜びになられるに違いない。
ナイルに戻って絵を王様に見せた。王様たいそう喜んだ。こんなに美しい山が地上にあるのか。そうだ、同じものをナイル川の畔に造ってしまおう。国中の民が動員された。やがてピラミッドは完成した。王様も民も、その山を見て崇高な気持ちになった。(大事なことだからもう一度記す。諸説ありだ。)
そういえば、ツタンカーメンの黄金マスク
日本に来たこともあるツタンカーメンのマスクは紀元前14世紀の作品である。黄金の加工品の中で最も美しいのではないだろうか。カラーリングが素晴らしい。金色と青色。色の組み合わせとして、最も魅力がある。
(文・イラスト:YOGI age71)